映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」/脚本:宮藤官九郎

当時放映されていたドラマも好きで、作成されると知った時から心待ちにしていた「ゆとりですがなにか」の映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」を昨日見てきたって話。(写真は全然関係ない、セリアの購入品笑)

分かりやすくテンポが良くて、面白かった〜。だけどドラマ放映から7年も経ってるって聞いた時は「光陰矢の如し」に身震いしたよ。毎年言ってるけど時の流れが早すぎて驚く。

ゆとりの3人が相変わらず仲の良い掛け合いしていて安心した。7年も経ったら誰か1人欠けたストーリーでも特に違和感なく仕上がると思うんだけど、きちんと3人仲良く出てきてくれて嬉しい。サイドを固める俳優女優さんたちもそのまま出てくれて良かった。7年前も相応に雰囲気の良い現場だったんだろうな〜(じゃなきゃ、皆んな集合できないか)

ところで私はめちゃくちゃ下品な表現のところで、めちゃくちゃ笑いが止まらなかった、、、旦那さんが引かないで一緒に笑ってくれる人で良かった苦笑 ホラー映画でもないのに目隠ししながら観た映画は多分これが初めて。聴覚だけでも酷い単語が連なって笑うしかなかった。(私はクレヨンしんちゃんでも、めちゃくちゃ笑ってしまう。)そう言えばこの映画、ちょっとしんちゃん味あったかもしれない。基本ギャグみたいなんだけど、ハッとさせられるような言葉もシーンもあるところが特にそれっぽい。目線が大人なところが違うかな。

松坂桃李君演じる山路先生が小学校の先生設定なのも良いよなぁ、と。生徒の物分かりが良すぎて本当にこんな小学生いるか?って思う一方で、SNSの発達で人生ショートカットができる世代でもあるからスマホ持ってるんだったらワンチャンいるかも、な絶妙具合を子役の子達がセリフと態度に上手くのせてた。何それ、演技力高い。

ネットの発達が連れてきたものは、何も情報だけじゃなかったよね。色んなものの基準レベルが底上げされてしまった。勉強しない人間はどんどん社会に置いてかれる(ような気がするネガティブー)。子役の子達を見てて思うのは基準レベルの高さ。昔は分かりやすく棒読みの俳優さんとかいたんだけど、、、今見ないよね。そんな時代あったのぐらいのレベルで。

 

ネットを水のごとく扱うZ世代に、会社のインターナショナル化、過度な(ように私には見えてる)コンプライアンスに恐れ慄くゆとり世代。そういうものがなかった世代と生まれた時からあった世代に挟まれて、どれだけバランスのいい人になれるかな。

女子高生の子が韓国語の単語帳とか持ってるのを見ると、日本語「しか」喋れない事に物凄い焦りを感じてしまう。マイペースに英語だけでもどうにかしようと思ってるんだけど(私はNBAやらギディーやらが何を話してるか理解したい)Youtubeでスコア800〜900点を取るやり方の動画をたくさん見るたびに、削れていくやる気。まるでだめだめ。既にできてる人が山ほどいるのに、私何で何も出来ないままなんだろうって自己嫌悪に陥って何もしない。この思考の循環を500億回ぐらい繰り返してる。大学の頃と違うのは確実に覚えてる単語数が少なってる事。まるで、だめだめ。

 

映画の話に戻ると、正直テレビ放映されるまで待っても良かったかなって思ってたけど、やっぱり見に行って良かった。好きなドラマだったからより早く彼ら「ゆとり」の今を知りたい私みたいな人は見に行った方が良い。来年放映する頃には環境も変わってそうで共感性低くなってしまうかも。

また7年後でも良いから続きあると嬉しいな。コンプライアンスだらけで色々アウトな表現だらけだからこそ、今のドラマにはない面白さがある。今のドラマは今のドラマで面白いんだけど、、、

今期のドラマだと「いちばんすきな花」を今後も見続けるつもり。第二話の春木さんのセリフ「皆んな見てるもので、皆んなと同じように感じる必要はない」はそれは、そうと。だけど精神的にコンディション悪くなるとすこぶる狭量になって、他人の意見を拒絶したくもなるから難しい。理想の大人っていうかバランスのいい人になりたい。ただ、それだけ。

 

ところでまっっっったく、国内プロバスケのチケットがとれない。まさかW杯の影響がここまでとは思わなかった。去年は行きたい放題だったのに!FC入会待ったなしかなぁ、入るとしたらたぶん吉井君のいるアルバルク東京。完